労働災害の発生、前年比増の傾向 ― 平成29年1月~10月速報値

労働災害発生、増加傾向

今月16日、厚労省が発表した資料によると、前年と比べて労働災害の発生が増加傾向にある。特に、サービス産業での発生が顕著である。

発表資料

平成 29 年 11 月 16 日
安全課

平成 29 年における労働災害発生状況について
(平成 29 年 1 月~10 月速報)

1 概況

死傷者数 87,125 人 (前年同期比 +1,229 人、1.4%増加)
死亡者数 701 人 ( 同 +32 人、4.8%増加)

2 死傷災害の発生状況

(1)業種別発生状況

製造業 19,731 人 (前年同期比 +79 人、0.4%増加)
建設業 11,089 人 ( 同 △115 人、1.0%減少)
陸上貨物運送事業 10,800 人 ( 同 +458 人、4.4%増加)
第三次産業 39,745 人 ( 同 +1,033 人、2.7%増加)

(2)事故の型別発生状況

転倒 20,059 人 (前年同期比 +318 人、1.6%増加)
※引き続き「STOP!転倒災害プロジェクト」実施中
墜落・転落 14,662 人 ( 同 △23 人、0.2%減少)
動作の反動・無理な動作11,286 人 ( 同 +827 人、7.9%増加)

※以下、「はさまれ・巻き込まれ」、「切れ・こすれ」、「交通事故(道路)」の順

3 死亡災害の発生状況

(1)業種別発生状況

製造業 125 人 (前年同期比 △6 人、4.6%減少)
建設業 235 人 ( 同 +15 人、6.8%増加)
陸上貨物運送事業 87 人 ( 同 +23 人、35.9%増加)

(2)事故の型別発生状況

墜落・転落 198 人 (前年同期比 +15 人、8.2%増加)
交通事故(道路) 138 人 ( 同 △14 人、9.2%減少)

※平成 27 年 5 月からすべての業種を対象とした交通労働災害防止対策を実施中
はさまれ・巻き込まれ 114 人 ( 同 +13 人、12.9%増加)
※以下、「激突され」、「崩壊・倒壊」、「おぼれ」の順

(参考)第 12 次労働災害防止計画(平成 25~29 年)の目標及び対平成 24 年同月比

(1)死亡災害(5 年間の目標) 対平成 24 年同月比

全産業(15%以上減少) △117 人、14.3%減少
製造業(5%以上減少) △26 人、17.2%減少
建設業(20%以上減少) △53 人、18.4%減少

(2)死傷災害(5 年間の目標) 対平成 24 年同月比

全産業(15%以上減少) △1,195 人、1.4%減少
陸上貨物運送事業(10%以上減少) +490 人、4.8%増加
小売業(20%以上減少) +424 人、4.5%増加
社会福祉施設(10%以上減少) +1,431 人、31.8%増加
飲食店(20%以上減少) +302 人、9.7%増加