NHK契約訴訟上告審裁判長・寺田逸郎氏 裁判官・最高裁長官としての資質に疑問符

「正義への期待とかけ離れたものとならないよう」との発言や官邸へ出向く行為など

【NHK判決の後ろめたさか】寺田最高裁長官 退任会見を行わない意向「個別の裁判については一切答えられない」
来月8日に定年退官する寺田逸郎最高裁長官は退任の記者会見を行わない意向を報道各社に示した。最高裁長官の退任会見は慣例とし...

経歴

寺田逸郎氏は、2014年(平成26年)4月1日より竹崎博允の後を受けて第18代最高裁判所長官に就任した。史上初の親子2代で最高裁長官の誕生だった。

寺田氏は、司法修習26期の裁判官だが、法務省での勤務経験を持つ。1981年東京地方裁判所判事補・東京簡易裁判所判事から、法務省民事局付となり、1985年駐オランダ日本大使館一等書記官、1988年民事局参事官、1998年秘書課長、2001年司法法制部長、2005年民事局長を歴任。

このように、そもそも寺田氏は、裁判官というより行政官である。

ちなみに比較として、次期長官大谷直人氏の略歴は次のとおり。

1975年 東京大学法学部卒業
1977年 東京地方裁判所判事補
1980年 最高裁判所事務総局刑事局付
1983年 書記官研修所教官
1986年 富山地方・家庭裁判所判事補
1987年 富山地方・家庭裁判所判事
1989年 最高裁判所調査官
1994年 東京地方裁判所判事
1995年 司法研修所教官
1998年 最高裁判所刑事局第一課長兼第三課長兼広報課付
2000年 東京高等裁判所判事
2001年 東京地方裁判所判事部総括(刑事16部)
2002年 最高裁判所事務総局秘書課長兼広報課長
2005年 最高裁判所事務総局刑事局長兼最高裁判所図書館長
2007年 最高裁判所事務総局人事局長
2011年 静岡地方裁判所所長
2012年 最高裁判所事務総長
2014年 大阪高等裁判所長官
2015年 最高裁判所判事

正義への期待とかけ離れないようにというスタンス

行政の中でキャリアを積んだからなのか、

司法権を担う裁判官として信じ難い発言をした。

最高裁判事就任時と、最高裁長官就任時のコメント(最高裁HP掲載「裁判官としての心構え」)である。

「裁判のありようが、求められている正義への期待とかけ離れたものとならないよう心がけて、努めていきたい」(最高裁判事就任時)

「裁判のありようが求められている正義への期待とかけ離れたものとならないよう,たえず心がけ,努めていきたい」(長官就任時)

・・・

これは誰が見てもおかしい。ある弁護士がブログで痛烈に批判しているので引用しておく。

北口雅章弁護士 https://www.kitaguchilaw.jp/blog/?p=67

某名誉教授が,即座に,口火を切って宣われた。
寺田最高裁判事について,「これではダメだ,『裁判官としての心構え』がなっていない!!」と。その理由は,裁判官たる者は,「求められている正義への期待」には,「絶対に背いてはならない」のであって,「かけ離れたもの」にならなければよいというは何事だ!!


「正義への期待から『かけ離れた』(=非常にへだたりのある)ものでさえなければ,(正義への期待から)『離れた』(=隔たりのある)ものでもよい」などという寺田長官の如き『アバウトな』心構えでは,「国民の目線から」みて,「司法的尊大」であるという非難を免れないというべきではないでしょうか。

官邸へ出向く

さらに、寺田氏は、官邸から呼び出されると、せっせと出向いてしまう(1月11日)。
行政府から独立した最高裁長官が取る行動ではない。中身は法務省職員のままだ。


そんな寺田長官は来月、任期満了で無事に退官。

最高裁判事に対しては、国民審査によるチェックがある。

有権者の皆さんには、国民審査の投票もよく考えて行って欲しい。



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