【台湾当局】一風堂の調味料から規定違反の防腐剤を検出【日本で製造】

渡辺製麺 規定違反の防腐剤使用

台湾の衛生福利部(衛生省)食品薬物管理署は12日、「一風堂秘伝のとんこつダシ」から、使用が認められていない防腐剤を検出したと公表した。

p-ヒドロキシ安息香酸イソプロピルの検出

同商品は、渡辺製麺(長野県、「一風堂」を展開する「(株)力の源ホールディングス」の連結子会社)が製造し、貿易会社の京奇貿易が輸入したもの。

10月24日に届いた同商品から、1キログラム当たり0.007グラムの防腐剤p-ヒドロキシ安息香酸イソプロピル(力の源ホールディングス側の説明では「イソプロピルパラベン」)が検出された。台湾の食品安全衛生管理法では、同商品はこの添加物の使用が許可される食品の範囲に含まれない。

ほとんどの化粧品で使用される防腐剤で、この意味ではメジャーな物質。

「一風堂秘伝のとんこつダシ」

鍋やチャーハン用の家庭向けダシとして、一風堂の店内やスーパーなど販売されている。

渡辺製麺の公式サイトによると、原材料は以下のとおり。

原材料 ポークパウダー、醤油(大豆・小麦を含む)、食塩、ポークエキス、蛋白加水分解物(ゼラチンを含む)、植物油、香辛料、砂糖/調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、甘味料(ステビア)

株式会社力の源ホールディングスによるプレスリリース

http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS03996/a97d7466/8646/45a5/961e/e22b563c567b/140120171213434890.pdf

株式会社力の源ホールディングスの発表によると、95.04 ㎏(288 本、日本における小売価格115 千円相当)が食藥署(台湾衛生福利部食品薬物管理署)により廃棄処分されたとのこと。

そして、以下の様に弁明している。

日本及び台湾でも「イソプロピルパラベン」は、醤油等の食品保存料として使用することは許可されており、平成 29 年10 月末日までに、渡辺製麺茅野工場(長野県茅野市北山)で製造された「秘伝のとんこつダシ」の原材料に使用された醤油に含まれております。また、日本においては「イソプロピルパラベン」が含まれる醤油等を原材料として使用した場合であっても、最終製品においての残量は微量の為、製品に表示する義務がありません。しかしながら、台湾における食品添加物に関する法規は日本と異なり、混合調味料への「イソプロピルパラベン」の使用に関する規定は無く、本件を認識しない輸出により当該の廃棄処分に至ったものと認識しております。なお、平成 29 年11 月以降の製造においては、製造所を渡辺製麺札内工場(北海道中川郡幕別町札内みずほ町)に変更を期に原材料の一部変更を行っており「イソプロピルパラベン」の含まれない醤油を原材料として使用しております。
食品添加物への規制が進んでいない我が国の現状を実感できる。
■現地の報道
中央社即時新聞「豚骨味醬防腐劑超標 台灣一風堂:未使用」



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