【オーストリア】ナチス残党が設立した極右政党「自由党」 政権入り

オーストリア 連立政権発足

オーストリアで18日、10月の下院選挙で第1党になった保守系の国民党と、第3党の極右・自由党の連立政権が発足した。

国民党の得票率は31.5%で、安定政権を樹立するには、社民党か自由党との連立が必要だったが、自由党を迎えいれた。


オーストリア自由党は、極右ポピュリズム政党、ドイツ民族至上主義政党の性格が強い。ルーツにナチスがあるからだ。

ナチ党幹部(ナチス親衛隊旅団指導者)で、戦後1950年から1953年まで逮捕拘束されていたアントン・ライントハラーが、自由党初代党首だ。拘束が解けるとすぐに自由党党首に就任した。1956年、自由党結党大会の就任演説では、「国家主義思想の本質において、ドイツ民族の帰属を告白すること以上に重要なことは存在していない」と、民族意識を強調した。

このような民族意識は、自由党の伝統して引き継がれていく。

難民問題で躍進

難民問題が発生し、従来から民族主義を強調していた自由党は、ポピュリズムで訴えた。

難民排除の政策方針は広く国民に支持され、2017年下院選挙で前回から議席数を11増やした。

根強い批判

他方で、オーストリア国内では、「ナチスの党だ」という抵抗も根強い。

NHK報道の町の声“70代の男性は、「ナチスとつながりのある極右が、国の内政や安全保障を担うことを認めてはならない」と危機感をあらわにしました。首相に就任した国民党のクルツ党首は31歳と、史上最年少の首相となりますが、20代の男性は、「クルツ党首も極右と同じ思想だからこの事態を許したのだろう」と述べるなど、市民からは、批判の声が上がっています。”「オーストリア 極右政党含む政権発足で抗議デモ」https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171219/k10011263451000.html



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