【大宮】火災の風俗店 消防の立入検査では「消防設備に問題なし」【求められる規制強化】

消防設備の設置義務は妥当なのか?

17日午後2時ごろ、さいたま市大宮区宮町4の風俗店「Kawaii大宮」で火災が発生し、4人が死亡した。

そして、後の報道で、消防が昨年6月、この店舗の立ち入り検査を行い、消防設備に問題はなかったが、避難経路の改善を指導したことが分かった。(店はその場で改善したという。)(参照・毎日新聞「4人死亡 1人重体、7人けが 昨年、消防が改善指導 さいたま・大宮」https://mainichi.jp/articles/20171218/ddm/041/040/071000c  、朝日新聞「昨年に消防が指導も 風俗店火災、ゴミ置き場が火元か」)

風俗店に対する消防規制

風俗店は不特定多数の人々が出入りするため、オフィスビル等よりも厳しい基準で消防設備の設置義務がもうけられている。

消火器:全ての風俗店に設置義務
屋内消火栓設備:延べ面積700㎡以上(構造で若干変動)
自動火災報知設備:延べ面積300㎡以上
避難器具:2階以上の階、又は地階で収容人員50人以上
誘導灯:全ての風俗店に設置義務

また、消防設備がきちんと作動するかを有資格者によって点検することが消防法で定められている(消防設備点検)。点検は1年に2回行われ、点検結果は消防署に報告する。

さらに、収容人員、建物の構造によっては、消防計画や消防訓練などが実状に沿った形で実践されているかなどの確認をする点検(防火対象物点検)が義務付けられている。この点検は1年1回行われ、結果を消防署に報告する。

無くならない火災

しかし、今回と同様に多数の死者を出す火災は起き続けている。

2001年 9月
東京都新宿区歌舞伎町の雑居ビルで火災、44人死亡

2008年3月
名古屋市南区の風俗店で火災、3人死亡

2008年4月
札幌市中央区の風俗店で火災、3人死亡

2008年10月
大阪市浪速区の雑居ビルで個室ビデオ店が放火され、16人死亡

2015年10月
​​​​広島市中区の雑居ビルで火災、3人死亡



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