最高裁決定 心神喪失医療観察法は合憲

心神喪失などの理由で刑事責任を問われなかった人に対して、入院や通院を命じる「心神喪失者等医療観察法」は、憲法に反するかどうかが争われた裁判(入院決定を受けた対象者側が高裁に抗告したが認められず、最高裁に再抗告していた。)で、最高裁は合憲との初判断を示した(12月18日決定)。

適用された対象者側は、「憲法が保障する法の下の平等や、居住、移転の自由などを侵害している」と主張していた。

しかし最高裁は「法律の目的は正当だ。規定の必要性や合理性、手続きの内容などからみれば、憲法に反しない」とした。

適切な医療を確保して再発防止を図り、社会復帰を促進するという法律の目的は正当だ」とし、入院などの処遇も必要で、要件は合理的と指摘。手続きについても、弁護士の付添人制度があり、プライバシーなども確保されており「適正かつ合理的だ」と判断した。



フォローする