【表示画像付】消費者庁がアマゾンに措置命令 参考価格の吊り上げで

アマゾンジャパン 景品表示法違反

消費者庁は27日、アマゾンジャパンに対し、同社が供給するクリアホルダー、ブレーキフルード、甘酒に表示について、景品表示法に違反する行為(有利誤認)が認められたことから、措置命令を行った。

アマゾンは自社サイトで2016年9月~17年6月、税込み3290~3890円で販売するブレーキフルードというカー用品の「参考価格」を4640円と表示した。参考価格はメーカー希望小売価格などと紹介されているが、実際のメーカー希望小売価格は税抜き3300円で、本来より割安に見える状態だった。

また、甘酒1本分の参考価格が6本分のメーカー希望小売価格となっていたほか、文具の参考価格としてメーカーの考えと違う高い価格が表示されていた例もあった。


※消費者庁発表情報

1 違反行為者の概要

名 称 アマゾンジャパン合同会社(法人番号 3040001028447)
所 在 地 東京都目黒区下目黒一丁目8番1号
代 表 者 代表社員 アマゾン・オーバーシーズ・ホールディングス・インク
設立年月 平成28年5月 注
資 本 金 1000万円(平成29年12月現在)

2 措置命令の概要

(1) 対象商品

アマゾンジャパン合同会社が運営する「Amazon.co.jp」と称する自社ウェブサイトで販売する別表1の「商品」欄記載の3商品(以下これらの商品を併せて「本件クリアホルダー3商品」という。)、別表2の「商品」欄記載の商品(以下「本件ブレーキフルード」という。)及び別表3の「商品」欄記載の商品(以下「本件甘酒」という。)

(2) 対象表示

ア 表示の概要

(ア) 表示媒体

自社ウェブサイト

(イ) 表示期間

a 本件クリアホルダー3商品

(a) 「プラス クリアホルダー A4 50枚 クリアー FL-170HO-50 88-105」と称する商品

平成26年10月1日から平成29年5月10日までの間

(b) 「プラス クリアホルダー A4 100枚 クリアー FL-170HO-100 88-106」と称する商品

平成26年10月1日から平成29年5月10日までの間

(c) 「プラス クリアホルダー A4 200枚 クリアー(FL-170HO-100 88-106)×2」と称する商品

平成28年6月26日から平成29年5月10日までの間

b 本件ブレーキフルード

平成28年9月5日から平成29年6月29日までの間

c 本件甘酒

平成29年6月16日から同年7月18日までの間及び同月21日

(ウ) 表示内容

a 本件クリアホルダー3商品

それぞれ

(a) 「プラス クリアホルダー A4 50枚 クリアー FL-170HO-50 88-105」と称する商品については、「参考価格:¥4,860」と(b) 「プラス クリアホルダー A4 100枚 クリアー FL-170HO-100 88-106」と称する商品については、「参考価格:
¥9,720」と(c) 「プラス クリアホルダー A4 200枚 クリアー(FL-170HO-100 88-106)×2」と称する商品については、「参考価格:¥19,440」と実際の販売価格を上回る「参考価格」と称する価額を実際の販売価格に併記することにより、あたかも、「参考価格」と称する価額は、一般消費者がこれを参考にすることにより実際の販売価格の安さの判断に資する価格であり、実際の販売価格が当該価格に比して安いかのように表示していた。

b 本件ブレーキフルード

「参考価格:¥4,640」と、実際の販売価格を上回る「参考価格」と称する価額を実際の販売価格に併記することにより、あたかも、「参考価格」と称する価額は、一般消費者がこれを参考にすることにより実際の販売価格の安さの判断に資する価格であり、実際の販売価格が当該価格に比して安いかのように表示していた。

c 本件甘酒

「参考価格:¥3,780」と、実際の販売価格を上回る「参考価格」と称する価額を実際の販売価格に併記することにより、あたかも、「参考価格」と称する価額は、一般消費者がこれを参考にすることにより実際の販売価格の安さの判断に資する価格であり、実際の販売価格が当該価格に比して安いかのように表示していた。

イ 実際

(ア) 本件クリアホルダー3商品

「参考価格」と称する価額は、本件クリアホルダー3商品の製造事業者が社内での商品管理上便宜的に定めた価格であり、一般消費者への提示を目的としていないものであった。

(イ) 本件ブレーキフルード

「参考価格」と称する価額は、本件ブレーキフルードの製造事業者が設定した本件ブレーキフルードのメーカー希望小売価格よりも高く任意に設定された価格であった。

(ウ) 本件甘酒

「参考価格」と称する価額は、本件甘酒の製造事業者が設定した本件甘酒のメーカー希望小売価格よりも高い本件甘酒6本分のメーカー希望小売価格に基づく価格であった。

(3) 命令の概要

ア 前記(2)アの表示は、前記(2)イのとおりであって、それぞれ、対象商品の取引条件について、実際のものよりも取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認される表示であり、景品表示法に違反するものである旨を一般消費者に周知徹底すること。

イ 再発防止策を講じて、これを従業員に周知徹底すること。

ウ 今後、同様の表示を行わないこと。



フォローする