【新幹線台車亀裂】JR西 4月から検査員削減し検査間隔も延ばす

今月11日、博多駅から東京駅に向かっていた新幹線「のぞみ」の台車で破断寸前の亀裂がみつかった問題。

運行停止判断の遅れに批判が集中しているが、ここにきて定期検査の問題が判明した。

検査間隔の引き延ばし

しんぶん赤旗は12月26日、JR西日本による検査要員削減と検査間隔の引き延ばしが判明したと報じた。(記事 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-12-27/2017122701_02_1.html

これによると、要員を削減したのは、「交番検査」と呼ばれる定期検査。(交番検査では、台車を目視で点検される。今回亀裂が見つかった車両は、11月30日に同検査されていた。)JR西は、4月1日から交番検査をする「車両管理係」を20人削減し、今回トラブルをおこした「N700系」新幹線に限り「30日、または走行距離3万キロ以内」としていた検査の間隔を、4月1日から「45日、または走行距離6万キロ以内」に変更した。

国鉄労働組合(旧国鉄・JRグループの職員・社員による労働組合)の佐々木隆一中央執行副委員長は「交番検査の間隔をのばして本当に大丈夫かという意見は現場から出ていた。利益を生まないところを削減するという企業体質が少なからず関係している」と指摘してる。

労働者を無視した経営が日本の技術力を衰退させる

東レ子会社のデータ改ざんでも人手不足が指摘される

東レ子会社のデータ改ざん問題についても、12月27日に公表された外部有識者委員会の調査報告書では、人員が足りない中で納期に間に合わせる必要があったことが一要因として挙げられている。

「品質保証室は人員が足りていない状態だった」。「夜明けまで残業することもあり、室長の負担が増大していた」という。

参考:日本経済新聞「東レ子会社、人手不足が常態化 データ不正を誘発か 」https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25134470X21C17A2000000/

当然労災リスクも高まる

トヨタ自動車系列のアイシン精機子会社での爆発事故についても人手不足が指摘され問題となった。なお、この事故は、9工場14ラインでの生産停止を引き起こし、生産計画にも大きな影響を与えた。

参照:毎日新聞「トヨタ系列工場の爆発事故で表面化する「人手不足」― 中村智彦 / 神戸国際大学教授」https://mainichi.jp/premier/business/articles/20160713/biz/00m/010/032000c



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