日本相撲協会臨時理事会 貴乃花親方 「降格」処分

貴乃花親方への処分決まる

大相撲の元横綱日馬富士関による暴行問題で、日本相撲協会は28日午前11時から両国国技館で臨時理事会を開き、理事で巡業部長の貴乃花親方への「降格」処分を決めた。

現在の「理事」から2階級降格の「役員待遇委員」となる。

事実上の理事解任となり、これまで強制的に理事職を外された前例はない。解任は、規定によって評議員会でしか処分は確定しない。

1週間以上空けた評議会での決定が必要で、処分確定は来月に持ち越される。

評議員会 定数は5人以上7人以内で、過半数を外部有識者で構成しなければならない。相撲協会の最高議決機関で理事の選任、解任という強い権限があり、年寄(親方)が務める場合は年寄名跡を持ったまま任期(4年)内は本名で番付などに記載される。
一方、来年の初場所後の2月に予定される役員候補選挙への出馬は可能。

被害者の十両貴ノ岩関の師匠でもある貴乃花親方は、巡業中に起きた暴行問題を相撲協会に報告しなかった点や、貴ノ岩関への危機管理委員会(委員長・高野利雄外部理事=元名古屋高検検事長)の調査に非協力的だったことなどが問題視されていた。

理事会には、八角理事長をはじめ、貴ノ岩の師匠の貴乃花理事など病気療養中の二所ノ関理事を除く11人の理事や副理事など合わせて24人が出席した。

日本相撲協会の懲戒規定の要旨

・年寄、力士、行司ら協会員に対する懲戒は、けん責、報酬減額、出場停止、業務停止、降格、引退勧告、懲戒解雇の7種とする。

・懲戒は以下に該当したときに理事会の決議で行う。

協会員が契約違反した場合に、協会による改善の催告を拒絶、無視したとき
協会の秩序風紀を乱したとき
刑罰法規に抵触する行為をしたとき
協会の信用、名誉を毀損(きそん)したとき
協会の定款、諸規則、諸規定、契約の定めに反するなど協会員としてふさわしくないと判断されたとき

・懲戒の理事会決議は、特別の利害関係がある理事を除く3分の2以上の多数をもって行わなければならない。処分決定には弁明の機会を与えなければならない。



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