チケットキャンプ 電子計算機使用詐欺容疑でも捜査

チケット転売サイト「チケットキャンプ」での不正転売事件の関係先として、京都府警がミクシィの子会社、フンザ(東京・渋谷)を電子計算機使用詐欺容疑で家宅捜索していたことが各社より報道された。

フンザが、売上額の高い出品者に対して転売時の手数料を無料にしており、こうした優遇措置を受けた業者の不正転売が助長された可能性があるとみて調べているとのこと。

京都府警は先月30日、チケットキャンプ上で転売を繰り返していたとして大阪市の業者を同容疑で家宅捜索している。

この業者はアイドルグループのファンクラブのサイトで、転売目的でコンサートチケットを大量に購入し、だまし取った疑いが持たれている。

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転売目的で購入されたチケットを販売する行為に関して、売買サイト運営側の刑事責任を問うことは現行法上かなり困難である。

本件では、京都府警は「詐欺」という視点から、電子計算機使用詐欺容疑で捜査しているとのこと。

電子計算機使用詐欺罪の行為は,

人の事務処理に使用する電子計算機に虚偽の情報・不正な指令を与えて財産権の得喪・変更に係る不実の電磁的記録を作るか(前段),

財産権の得喪・変更に係る虚偽の電磁的記録を人の事務処理の用に供するかして(後段),

財産上の利益を得る(他人に得させる)こと。

転売業者の「詐欺」(転売目的ではないと偽ってチケットを仕入れる行為)に加担したというアプローチで刑事責任を追及できるか、今後の捜査に注視したい。


報道

朝日新聞「チケキャン運営会社捜索で不正転売業者の資料押収か」https://www.asahi.com/articles/ASKDW5JTMKDWPLZB00Z.html

京都新聞「チケキャン運営会社を捜索 京都府警、高額転売促した疑い」http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171228000012

「チケット転売サイトを捜索…不正購入業者の関係先 京都府警」http://www.sankei.com/west/news/171228/wst1712280045-n1.html



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