【NHK判決の後ろめたさか】寺田最高裁長官 退任会見を行わない意向「個別の裁判については一切答えられない」

来月8日に定年退官する寺田逸郎最高裁長官は退任の記者会見を行わない意向を報道各社に示した。最高裁長官の退任会見は慣例として前長官まで11代連続で開かれており、実施しないのは異例。

最高裁長官の退任会見は少なくとも第7代の藤林益三氏(1977年退官)から前長官で第17代の竹崎博允氏(14年退官)まで開かれている。この中には寺田長官の父で第10代の治郎氏も含まれる。

報道によると、19日に最高裁の広報担当者を通じて(1)個別の裁判については一切答えられない(2)司法行政の今後のことは新長官に尋ねてほしい--との理由で開かない考えを示したとのこと。報道各社は開催を要望したが、27日に改めて「遠慮したい」との回答があった。

(参照:毎日新聞「退任会見せず 開かれた司法に逆行…疑問視も」http://mainichi.jp/articles/20171229/k00/00m/040/059000c )


当サイトでは、寺田氏の最高裁判事就任時と、最高裁長官就任時のコメント(最高裁HP掲載「裁判官としての心構え」)を取り上げ、資質を疑問視した。

NHK契約訴訟上告審裁判長・寺田逸郎氏 裁判官・最高裁長官としての資質に疑問符
「正義への期待とかけ離れたものとならないよう」との発言や官邸へ出向く行為など 経歴 寺田逸郎氏は、2014年(平...

「裁判のありようが、求められている正義への期待とかけ離れたものとならないよう心がけて、努めていきたい」(最高裁判事就任時)

「裁判のありようが求められている正義への期待とかけ離れたものとならないよう,たえず心がけ,努めていきたい」(長官就任時)

裁判官たる者は、「求められている正義への期待」には「絶対に背いてはならない」のである。


佐川国税庁長官が就任会見を開かなったことが相当批判されたが、三権のトップを担う最高裁長官が会見を拒否することは言語道断だ。

「開かれた司法」を目指す姿勢を長官自らが否定することにもなる。

寺田長官は2014年4月の就任時と過去4回の憲法記念日には会見を行った。今回だけ行わないというのは、近時注目された「皇室会議への参加」「NHK判決」などについて、コメントを避けたいのだろう。



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