夫婦同姓違憲訴訟 戸籍法の違憲を主張し提訴―東京地裁 | 法律ニュース部

夫婦同姓違憲訴訟 戸籍法の違憲を主張し提訴―東京地裁

戸籍法違憲訴訟

ソフトウェア開発会社「サイボウズ」を経営する青野慶久氏ら4人は9日、夫婦別姓を選択できない戸籍法が憲法違反だとして、国に損害賠償を求めて提訴した。

戸籍法の規定では、日本人と外国人の結婚と離婚、日本人同士の離婚の後は同姓か別姓かを選択できる。

青野氏は、「夫婦別姓を認めないのは経済的合理性から見ても日本の損失になっている。旧姓に法的な根拠を与えてほしい」と指摘している。

また、原告代理人の作花知志弁護士は「日本人同士の結婚で別姓が選べないのは法の下の平等に反する」と主張している。

なお、他の原告は、神奈川県の女性と東京都の事実婚の男女。

民法に関する合憲判決

夫婦同姓を定めた民法の規定(民法750条「夫婦は、夫または妻の氏を称する」)については、最高裁が15年に合憲と判断している。

もっとも、この判決では、「選択的夫婦別姓に合理性がないとまで断ずるものではないが、社会の受け止め方によるので制度のあり方は国会で議論されるべきだ」としている。さらに、寺田裁判長(当時最高裁長官)も「司法の場での審査の限界を超えている」という補足意見を出し、解決を国会に委ねるのがふさわしいという考えを示している。



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