ストーカー殺人加害者側に住所漏らす 逗子市に110万円賠償命令 ―横浜地裁 

逗子市 加害者側に住所漏らす

神奈川県逗子市で2012年に起きたストーカー殺人事件で、被害者女性の住所を元交際相手の男側に漏らした逗子市を相手取り、女性の夫が1千万円の慰謝料を求めた訴訟の判決が15日、横浜地裁横須賀支部であった。

横浜地裁は、110万円の支払いを市に命じた。

逗子市ストーカ殺人事件

本訴訟で問題となった事件では、元交際相手の男が探偵に住所の調査を依頼。依頼を受けた探偵から頼まれた別の探偵業の男=偽計業務妨害などの罪で有罪判決が確定=が12年11月5日、逗子市納税課に夫を名乗り、納税通知に関する問い合わせを装って被害者女性の住所を聞き出した。住所を聞いた元交際相手の男は翌6日に被害者宅を訪れて殺害、その後自殺した。

争点

夫側は市職員の行為が地方公務員法の守秘義務違反にあたり、三好さんが精神的苦痛を受けたとして提訴。

市側は、職員が夫が本人かどうかの確認を怠ったうえ、ストーカー被害に遭っていることから三好さんの住所にかかっていた閲覧制限を見逃したことを認める一方、「情報漏洩によって被害者の死亡まで予測することは難しい」として賠償額を争っていた。



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