【kmタクシー第一陣訴訟】歩合給から差し引きは有効 ―差戻審

タクシー会社の国際自動車(kmタクシー)のドライバー14人が、歩合給から残業代を差し引く賃金規則は無効だとして未払い賃金の支払いを求めた差し戻し審(kmタクシー第一陣訴訟)。

東京高裁は15日、原告側の請求を棄却した。賃金規則は有効とした上で、労働基準法に基づき残業代は支払われていたと判断した。歩合給は成果主義に基づく賃金だとし、歩合給から残業代を差し引く方法は、労働効率性を歩合給に反映させる仕組みとして、「合理性を是認する」と指摘ている。

この訴訟の一審・二審では、労基法37条の趣旨に反し、公序良俗違反で賃金規定を無効だと判断され、ドライバー側が勝訴した(会社に計約1450万円の支払いを命じた)。

その後、最高裁は「当然に…公序良俗に反し、無効であると解することはできない」として、原判決を破棄、高裁に差し戻していた。



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