障害理由に職業訓練不合格 高知県に賠償命令

介護の仕事を目指して職業訓練を受けるために選考試験に応募した高知市の男性が、発達障害を理由に不合格にされたのは違法だとして、県などに損害賠償を求めた訴訟。

高知地方裁判所は「発達障害を理由にした差別で不合格にしたと認めるほかない」として、県に33万円の支払いを命じた。

原告は、高知市に住む61歳の男性。介護職の資格を取得しようと4年前に県が実施した職業訓練を受けるための選考試験に応募したが、面接で発達障害だと伝えた結果、不合格にされた。

県など裁判で、不合格の理由は障害ではないとして、訴えを退けるよう主張していた。

これらに対して高知地裁は「面接のシートには、『健康』を理由に厳しい評価が書かれているが、男性は発達障害以外に健康状態に不安がなかった」と指摘。そのうえで、「発達障害を理由にした差別で必要以上に厳しい評価をされて不合格になったと認めるほかない」と述べ、県に33万円の支払いを命じた。



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