「無印良品」に措置命令 撥水加工が無いのに有ると表示

良品計画自ら「優良誤認」を報告

消費者庁は25日、ソファカバーに不当な表示をしたとして、「無印良品」を運営する「良品計画」(東京)に対し、景品表示法違反(優良誤認)で再発防止を求める措置命令を出した。

対象となったのは「綿ポリエステル変り織ソファ用カバー」で、大きさや形などが異なる159商品。水をはじく加工をしているとうたっていたが、実際は施されていなかった。

良品計画は2014年4月24日~18年1月8日、商品タグや店頭販促(POP)広告などに「太さの違う糸を使ってざっくりと織り上げた生地に、撥水(はっすい)加工を施しました」と記載していた。

なお、本件は、良品計画が表示と実態が異なることに気付き、消費者庁に報告したもの。同社はホームページや店頭で告知するなどし、申し出があった客には返品に応じている。

良品計画プレスリリース

「綿ポリエステル変り織ソファ用カバー」表記誤りに対する消費者庁の措置命令について

弊社は、消費者庁より景品表示法に違反する行為であるとして、措置命令(平成30年4月25日付)を受けました。「綿ポリエステル変り織ソファ用カバー」表記誤りについては、2018年1月以降、ホームページやメールなどを通じて、お詫びとご報告をさせて頂いておりましたが、その後の弊社の対応などに関して、下記の通りご報告いたします。

該当商品をご購入頂いたお客様をはじめとする関係者の皆様には、信頼を裏切る結果となり、心よりお詫び申し上げます。今般の事態を重く受け止め、今後、このようなことを起こさぬよう、再発防止に向けて全力で取り組んでまいります。

1. 表示を誤った商品と期間

2018年1月9日付『「綿ポリエステル変り織ソファ用カバー」表記誤りのお詫びとお知らせ』と題するニュースリリースに記載したものに変更ございません。

詳しくは、http://ryohin-keikaku.jp/news/2018_0109.htmlをご参照ください。

2. 対応

2017年12月末、「綿ポリエステル変り織ソファ用カバー」の一部商品について、生地の実際と商品タグの記載との違いに気が付き、該当商品の販売を停止しました。合わせて、仕様の確認や工場への聴取などの内部調査を行いました。

2018年1月9日、弊社ホームページにおいて、お詫びとご返金のお知らせを告知させて頂くとともに、メールなどにより、ご購入頂いたお客様にも個別にご連絡させて頂きました。

同月23日、本件に関して、上記の内部調査の結果を消費者庁に対して自主報告を行いました。

同日以後、追加の内部調査を行うとともに、再発防止策などについて検討してまいりました。

なお、2018年2月8日以降、表記誤りをすべて修正したうえで、該当商品の販売を再開しております。

3. 原因

2015年6月、「綿ポリエステル変り織ソファ用カバー」の生産工場を変更しました。その際、本来は、生地の撥水加工をやめたことに伴って商品タグ等に記載の情報も変更すべきところ、弊社内部の伝達ミスにより、商品タグや店頭POP、カタログの情報を変更せずに、そのまま使用し続けていました。

4. 再発防止策

商品タグや店頭POP、カタログ等の作成に関しては、情報の一元管理を行うとともに、作成と承認のプロセスを見直します。また、景品表示法をはじめとする関係法令及び監督官庁のガイドラインの理解と遵守を、より一層徹底してまいります。

【お客様のお問い合わせ先】

株式会社良品計画 お客様室

フリーダイヤル(無料):0120-64-0336

受付時間 10:00~18:00(土・日・祝日を含む)

※電話番号をお確かめのうえ、おかけくださいますようお願い申し上げます。

※お客様の氏名、住所、電話番号等の個人情報は、今回の対応以外の目的には使用いたしません。

消費者庁プレスリリース

平成30年4月25日
株式会社良品計画に対する景品表示法に基づく措置命令について

消費者庁は、本日、株式会社良品計画に対し、同社が供給するソファカバーに係る表示について、景品表示法に違反する行為(同法第5条第1号(優良誤認)に該当)が認められたことから、同法第7条第1項の規定に基づき、措置命令(別添参照)を行いました。

1 違反行為者の概要

名 称 株式会社良品計画(法人番号 5013301012443)
所 在 地 東京都豊島区東池袋四丁目26番3号
代 表 者 代表取締役 松﨑 曉
設立年月 昭和54年5月
資 本 金 67億6625万円(平成30年4月現在)

2 措置命令の概要

(1) 対象商品

別表1「商品名」欄記載の各商品

(2) 対象表示

ア 表示の概要

(ア) 表示媒体
商品タグ、店頭POP及びカタログ

(イ) 表示期間
別表1「表示期間」欄記載の期間

(ウ) 表示内容
例えば、「綿ポリエステル変り織ハイバックリクライニングソファ・1シーター用カバー/ベージュ」との商品名及び「ハイバック1S用」との規格名のソファカバーについて、平成27年6月18日から平成30年1月4日までの間、商品タグにおいて、「太さの違う糸を使ってざっくりと織り上げた生地に、撥水加工を施しました。」と表示するなど、別表1「商品名」欄記載の商品名及び「規格名」欄記載の規格名のソファカバーについて、同表「表示期間」欄記載の期間に、同表「表示媒体」欄記載の表示媒体において、別表2「表示内容」欄記載のとおり記載することにより、あたかも、対象商品の各商品は撥水加工が施されているものであるかのように示す表示をしていた。

イ 実際
対象商品の各商品は、撥水加工が施されていないものであった。

(3) 命令の概要

ア 前記(2)アの表示は、前記(2)イのとおりであって、対象商品の各商品の内容について、それぞれ、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示すものであり、景品表示法に違反するものである旨を一般消費者に周知徹底すること。

イ 再発防止策を講じて、これを役員及び従業員に周知徹底すること。

ウ 今後、同様の表示を行わないこと。



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