もんじゅ住民訴訟 原告が訴え取り下げ 廃炉認可で「実質的勝利」

福井県にある高速増殖炉もんじゅの廃炉が正式に認可されたことを受けて、裁判を起こしていた住民が「実質的に勝利した」として訴えの取り下げを申し立てた。

高速増殖炉もんじゅをめぐっては、3年前、地元の住民など100人余りが「日本原子力研究開発機構には運営の能力がない」などとして国が出した設置許可の取り消しを求める訴えを起こした。

その後、政府が安全対策費用の増加などを理由に廃炉にすることを決め、ことし3月、機構が提出した廃炉の計画が原子力規制委員会に正式に認可された。

これを受けて、裁判の原告の住民は「裁判を起こさなければ廃炉が実現できず、事故が起きていた可能性もあり、実質的に勝利した」として、7日、東京地方裁判所に訴えの取り下げを申し立てた。

これに対して、国は書面で回答する意向を示し、今後、国が同意すれば裁判が終わる見通し。



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